エネルギーを注入する

 

 いいテーマを部下に与えても、当人が燃えてくれなければ仕事が成功しないのはいうまでもありません。物的な条件をすべてそろえてあげても同様です。


逆に、物的な条件は不十分でも、「どうしてもこの仕事をやらなければならない」というリーダーの夢を部下に一生懸命話し、自分と同じくらいのレベルまで部下の士気を高めることができれば、仕事は成功するだろうと思います。


これは、リーダーが持っている情熱、エネルギーを部下に注入するということです。部下が持っているエネルギーに、自分のエネルギーを注入することで、部下のエネルギーを自分と同等かそれ以上に高めていくのです。


「やれ」と命じて、「分かりました」と受けている程度では3割がた成功するかどうか、「頑張ります」と言って5割くらい。「これは自分の仕事なのでどうしてもやり遂げなければならない」と言う状態になるまで、部下のエネルギーを高めることができれば、9割がた成功すると思います。


部下が仕事に対して、どれくらいの情熱を持っているのかを把握し、持っていないとすれば、それを注入することもリーダーの仕事なのです。




上記の言葉は

京セラ、KDDIの設立者であり

経営破綻したJALを2年で再生させた

経営の神様と呼ばれた稲盛和夫氏の言葉です。



私は稲盛氏が多くの著書で伝えているように

人生や会社の未来は

考え方や人生観、在り方、哲学で

決まるのではないかと思い至りました。



これから毎日、稲盛氏のことば(哲学)を

自分自身のために、そしてコンパスの未来のために

全社員と共有したいと思い、ここに掲載することにします。


社員の皆さんも毎朝始業前に、このことば(哲学)を読み

繰り返し腑に落とし、自分自身の生き方としていってほしいと思います。


代表取締役社長 板橋満彦




出典

『心を高める、経営を伸ばす』

―素晴らしい人生をおくるために― 

稲盛和夫著  発行元PHP研究所