役割が職階を生む



 私は会社を、企業経営という壮大なドラマを演ずる、「劇団」と考えています。


二枚目の男優と美人の女優が主役を演じ、それをとりまく切られ役や憎まれ役がいて、また裏方の大道具、小道具係、あるいは黒子、そして音楽や照明などの担当がいて、ひとつの劇が進行します。


役割が違うだけで、みんな平等です。しかし、平等だからと主役に黒子の衣装を着せても劇にはならず、役割に基づいて、主役はいい衣装を着て、いい格好をするだけのことなのです。


会社も同じです。社長であるのも役割なのです。主役が見すぼらしくては会社の体面にかかわるものですから、その役割にふさわしい車に乗ることも、交換する事も必要でしょう。それは、そういう役割だからです。しかし、社長だからといって、自分の勝手なご都合主義を通すというのは、役割を特権と勘違いしているのです。


たとえ、創業経営者であっても、勝手なことはしてはいけないのです。平等があくまでも基本にならなければなりません。役割のために格差がついているに過ぎないのです。



上記の言葉は

京セラ、KDDIの設立者であり

経営破綻したJALを2年で再生させた

経営の神様と呼ばれた稲盛和夫氏の言葉です。



私は稲盛氏が多くの著書で伝えているように

人生や会社の未来は

考え方や人生観、在り方、哲学で

決まるのではないかと思い至りました。



これから毎日、稲盛氏のことば(哲学)を

自分自身のために、そしてコンパスの未来のために

全社員と共有したいと思い、ここに掲載することにします。


社員の皆さんも毎朝始業前に、このことば(哲学)を読み

繰り返し腑に落とし、自分自身の生き方としていってほしいと思います。


代表取締役社長 板橋満彦




出典

『心を高める、経営を伸ばす』

―素晴らしい人生をおくるために― 

稲盛和夫著  発行元PHP研究所