2022年初冬のある日、ホームページを見てくださったお客様から
「桐の箪笥が2竿あるのですが、それで仏壇を造っていただけませんか?」
というご連絡をいただきました。
1竿は亡きお母さまの形見、そしてもう1竿は嫁入り道具に持ってこられた
思い出多き2竿の箪笥でした。
家具リメイク受注は初めてでしたが、ありがたくお受けし、
お見積りを提示させていただくことにしました。
完成イメージ図をお持ちし
「完成品をご覧いただき、ご納得いただいてからのお支払いで結構です。
リメイク工程はその都度、写真でご報告いたします。」とお伝えし
工事が始まりました。
▽お客様宅から引取った2竿の箪笥(既存家具)を丁寧に分解します
▽分解後、使用できる材料の選定を行います
▽使用材の鉋(かんな)掛け作業で、表面を削り綺麗にします
▽使用材の凹み補修(水分を含ませ熱を加えると凹みが膨らみ平になります)
分解したところ、再利用できる部分は想定よりも少ない状況でした。
予め見積りに含めていた補足材料費の中で、追加桐材を発注し
本体に使用しました。(見積範囲内なので追加料金は無し)
▽リメイク材料は、御本尊が入るスペースの3段の棚などに利用しました
お客様に色を選んでいただき、塗装仕上げを行いまして
スタイリッシュな仏壇が完成しました!
無事納品をさせていただき、
思い出の桐の箪笥はカタチを変えて M様のご自宅に戻りました。
このたびは家具リメイクによる仏壇製作をご依頼いただき
まことにありがとうございました。
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