人生というドラマを描く


人生とはドラマであり、それを演ずる主役が自分なのです。

一生かけてどういうドラマを描くかが、私たちに問われているのです。


運命は生まれた時から決まっていると言われるかもしれません。

しかし私は、自分の心、精神を高めていくことによって、運命をも変えることが出来ると信じています。素晴らしい心根というものは、必ず天に通じていくからです。


つまり、運命に抗するというのではなく、心と精神を作っていくことで、おのずから自分の書いた脚本でドラマを演ずる主役に皆さんがなれるのです。このことに早く気づいて、自分を大事に、一日一日、一瞬一瞬を真摯に生きてほしいと思います。


それには、自分を変え、成長させていくような衝撃的なきっかけが必要です。そのようなきっかけは人生の節々にあるはずですが、受け取る側のエネルギーが高まっていなければ、魂を揺さぶるようなきっかけでも、何事もなく過ぎ去ってしまいます。


怠惰に目的意識もなく生きた人と、真剣に生きた人では、人生のドラマの展開は大きく変わってくるのです。




上記の言葉は

京セラ、KDDIの設立者であり

経営破綻したJALを2年で再生させた

経営の神様と呼ばれた稲盛和夫氏の言葉です。


私は稲盛氏が多くの著書で伝えているように

人生や会社の未来は

考え方や人生観、在り方、哲学で

決まるのではないかと思い至りました。


これから毎日、稲盛氏のことば(哲学)を

自分自身のために、そしてコンパスの未来のために

全社員と共有したいと思い、ここに掲載することにします。


社員の皆さんも毎朝始業前に、このことば(哲学)を読み

繰り返し腑に落とし、自分自身の生き方としていってほしいと思います。


代表取締役社長 板橋満彦


 

出典

『心を高める、経営を伸ばす』

―素晴らしい人生をおくるために― 

稲盛和夫著  発行元PHP研究所